宮 之 當 神 事  NO.3
                  
2003(平成15)年・宮之當
吉井の庄・住吉神社「宮之當」の起源は明確でないが、本殿神社は中世の鎌倉時代(1257年頃)の創建である。
(中世の平安時代(1150年頃)に氏子が住み着いたと伝えられている)
その後、氏子により神事が執り行われたのが中世の室町時代(1410年頃)に発祥?、後に「宮之當」と名付けられたらしい。
 しかし資料はなにも残っていない。

へいぐい作り2月10日・前日
2月5日の帳結びの計画に基づき作業は進む
2月10日は御神酒を頂き、給仕人の「へいぐい」作りから始まる

へいぐいの御幣付け
作られたへいぐいに御幣を取り付ける當人夫婦

的作りと並行して
當人家族・世話人・給仕人の総出で作業は進む

円弧描く
直径190cm×180cmの的骨組みに半紙42枚を貼り付けてゆく

的のヒゲ書き円弧を描き、ヒゲを加える
裏より鬼の一字を書き完成

姓名帳作り
姓名帳・送り膳帳・賄い費明細書の作成

的の骨組み
神社境内に的固定の支柱を立て、当日に備える

準備完了
床の間に飾られた的・お神酒・的箸・へいぐい・姓名帳・洗米等

祝い膳にて朝食
2月11日・当日
早朝6時に、祝い膳にて朝食
當人には大きな鯛の焼き物付

宮入
6:30に当家を出発。6:45に宮入

周囲はまだ薄暗く雨も降り始める
宮入後、直ちに14神にお餅のお供え、会場設営と慌ただしい一時。
給仕人は出席の案内に62戸の家庭をまわる。

本殿に祀る
本殿に祀られた略式祭壇

来神・参拝
9時の太鼓の合図で、出席者は神社に訪れ、身を清め各神に参拝する

御供部屋と薬師堂
参拝後、御供部屋で来訪を待っている當人の所へ行き挨拶を交わす。

当日は朝から雨のため出席者がまばら?
14名で、少し寂しい感もするが・・・。

受付
御供部屋で来客を迎える本年の當人

直会全景
9:30 各自が席に着き「直会」開始となる

雨天でなければ、境内にシート・ゴザ・座布団を敷いての会場となるが、今年は降雨のため神楽殿での直会となる

直会
直会(ナオライ)での懇親風景

給仕人を中心にお神酒の接待、8升のお神酒も飲み干され、宴は最高潮に達する
途中に、賄い費明細書の発表や姓名帳の回覧・閲覧も行う。

伸し餅切り
伸し餅切り
直径25cmの伸し餅12枚を包丁株により小さく切られ、御供餅として出席者に配られる

ごく餅配る
給仕人が祝い箸で授けていく

本年度當人の的射
最後に的射の神事を執り行う
1本の的箸を的株に指し、1本の矢を放つ。
的箸24膳(48本)あるから48回弓を引く。
特別参加で當人も的射を許され弓を引く瞬間
的射の距離は23〜25メートル

お礼の参拝
全ての神事ごとが無事終わり、出席者は14神にお礼詣でをする。

お礼の挨拶
最後に當人へのお礼の挨拶を済ませ帰路につく(14:00)
その後、當人家族、世話人、給仕人は御供部屋で昼食を取り、後片づけと送り膳をして宮之當神事は終える。


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